ぜひ食べに行きたい!三重県食材がキラリと光る絶品スイーツ 第2弾

2021.12.24

スイーツ&パンライター いなだみほ

三重県には、魚やお肉など有名な特産品がありますが、スイーツに使われる食材もたくさん生産されていることを知っていますか? お茶や蜂蜜、卵や小麦粉など、地元産食材を生かした個性あふれる品々に注目。第2弾の今回は、2021年にオープンした四日市市のこだわりショコラトリー、全国的にも有名な津市のカステラ専門店を取材し、三重県だからこそ生まれた絶品スイーツを紹介します。※記事内の価格は税込み。

第1弾はコチラ⇒https://www.mie30.jp/eat/14305

四日市発、三重県産にこだわったチョコレート専門店「Chocolaterie 4(ショコラトリーフォー)」

近鉄四日市駅から歩いてすぐ、四日市商店街の一角に2021年4月にオープンした「Chocolaterie 4(ショコラトリーフォー)」。こちらは老舗和菓子店「福寿軒(ふくじゅけん)」(津市)の4代目である薗部俊夫(そのべ としお)さんが手がけるチョコレート専門店です。

店舗は四日市商店街の一角に。ここだけパリの街角のような雰囲気です。

和菓子店からスタートし、デコレーションケーキや焼き菓子など、幅広い商品展開に加えてカフェも併設するような大型のパティスリーを津市で展開。新たな業態として、薗部さん自身も大好きだというチョコレートにスポットを当てた新店舗をオープンさせました。実は、四日市市は薗部さんにとって、高校時代を過ごした思い入れのある街。「少し廃れてきている商店街も盛り立てたいという気持ちで、四日市市での開業を決めました」と話します。

店名の数字「4」は、四日市の「4」と同時に、お店のこだわりである「Food(美味しさの提供)」「Optimal(最上品質へのこだわり)」「Unique (個性の彩り)」「Reliance(信頼を育む)」の4つの英単語の頭文字をとって「Four」の意味も表現しているそうです。

シンプル・シックな空間に並ぶのは、チョコレートを使用した生菓子やプリン、焼き菓子など。その中でも一際目立っているのが、洒落たパッケージとともに並ぶチョコレートサンドです。

チョコレートサンドは、抹茶ガナッシュ、ビターガナッシュ、バニラガナッシュの3種類。各380円

地元・三重県を盛り上げていきたいという思いが強い薗部さん。「三重県は全国でも有数のお茶の産地なんですよ」。収穫前の茶葉の上に黒いおおいをかぶせて育てる「かぶせ茶」の生産量は全国1位。 アイスクリームなどに使う加工用のお茶も、全国シェア第1位の三重県。そんな三重県の、四日市市産のお茶を使用したチョコレートサンドは、自慢の一品だそう。

抹茶のチョコレートサンド箱入り

抹茶ガナッシュのチョコレートサンド。抹茶を練り込んだクッキーとプレーンのクッキーでサンドしているのは、ホワイトチョコに抹茶を混ぜたガナッシュを2種のフランス産クーベルチュールチョコレートでコーティング。口に入れると、サクッ&しっとりサブレの食感のあと、パリンとコーティングチョコが割れ、中から柔らかな抹茶ガナッシュが現れます。鮮やかなグリーンも美しく、しっかりと抹茶のほろ苦さを感じられる味わいは、くせになりそう。

同じ抹茶を使用したホットチョコレートも、美しいグリーンが印象的。ホワイトチョコの甘みと抹茶の苦味が相まって、極上のドリンクに仕上がっています。

「ホットチョコレート四日市抹茶」(580円)。四日市抹茶の香りとホワイトチョコの甘みが絶妙のバランス

「素人目線が最大の武器だと思っているんです」と謙遜気味に話す薗部さんをはじめ、スタッフのみなさん全員が、洋菓子作り、チョコレート作りに関しては、経験がないところからのスタート。試行錯誤を繰り返しながら、商品のクオリティと完成度を高めていったそうです。「フランス産ほか、各国選りすぐりのクーベルチュールチョコレートをはじめ厳選食材を使用し、口どけや香りにこだわったアイテムをそろえました」と薗部さん。

スタッフのみなさんの笑顔がステキでした!

今後は、「三重県の日本酒などもお菓子に取り入れていきたいんです」と薗部さん。また、クリスマスやバレンタインデー向けも想定して、今後も三重県産の食材を取り入れたスイーツを増やしていく予定。
店の奥にある隠れ家バーのような特別感のあるイートインスペースは現在準備中だそうで、イートイン限定のデザートを提供するなどの構想もあるそうで、こちらも楽しみです!

かわいい焼印とおいしさで知名度は全国区!津市の「DE CARNERO CASTE(デ カルネロ カステ)」

その人気は、今や全国区。食材はもちろんデザインにもこだわる、かわいくておいしいカステラの専門店「DE CARNERO CASTE(デ カルネロ カステ)」は、三重県が本店。三重県津市長岡町の閑静な住宅街の中にお店を構え、地元産にこだわった選りすぐりの食材でつくるカステラが自慢のお店です。

ガラス張りの店内。通りからはカステラを焼く様子も眺められます。(写真提供:デ カルネロ カステ)
店名は、スペイン語で「羊のカスティーリャ」という意味。羊のようなふわふわのカステラのイメージを込めて名付けたそう。そんなコンセプトもかわいいお店です。(写真提供:デ カルネロ カステ)

オーナーの平山美佐子(ひらやま みさこ)さんは、結婚を機に津市に移住。地元の人が集うことができるカフェを開業しました。その後「子どもも大人も大好きなおやつってなんだろう?」と考え、カステラを作ることを決意。「安心安全な食べものを」をコンセプトに、カステラ作りをスタートし試行錯誤を繰り返しながら今の味を編み出しました。安心できる食材を探し求めたときに「探してみると、三重にはこだわりの食材がいっぱいでした」と平山さん。

自慢のカステラには、三重県産高級小麦粉・あやひかりや鈴鹿山麓のこだわり卵、三重県の牧場の牛乳、四日市の無添加蜂蜜・百花蜜など、地元の食材を使用。それらの三重県産素材に鹿児島県産の天然粗糖を合わせ、カステラを焼くためだけに選んだ専用窯「南蛮釜」で焼き上げるカステラは、ふっくらとした焼き上がり。生地に含まれた気泡を取り除く、泡切りといわれる作業を3回繰り返すことにより、なめらかな食感も生み出しています。

「いつも同じ味になるように、季節によって焼き方や材料の配合も工夫しているんですよ」と平山さん。濃厚な卵の風味と蜂蜜の優しい甘さが口いっぱいに広がるカステラは、しあわせの味がします。

やさしい甘さのプレーンカステラ。大きなカステラを食べやすいキューブ状に切り分け、ふんわり、しっとり、蜂蜜の優しい甘さと、底に敷いたザラメの食感も楽しい。手間を惜しまず丁寧にじっくり焼き上げ、粗熱が取れた後には、愛らしい焼き印が押されます。このオリジナルの焼印もまたかわいくて…。おやつにはもちろん、贈り物としても喜ばれています。メッセージや季節限定のものなどを合わせると、10種類以上の焼き印が揃います。くま・ひつじなどの定番をはじめ、夏の海や冬のクリスマスなど、シーズンごとの絵柄も人気です。

伊勢市の「おかげ横丁」にある「伊勢路 名産味の館」で販売中の限定商品(写真提供:デ カルネロ カステ)

三重本店のほか、大阪や東京に実店舗があり、オンラインショップでも購入できます。
大阪店:大阪府大阪市西区新町 2-18-19 電話06-7220-9604
東京店:東京都世田谷区若林 3-17-10 電話03-6450-9290
オンラインショップ:https://decarnerocaste.net/products

三重県は、食材が豊富で、海鮮やお肉など、おいしい料理が食べられる印象はありましたが、地元食材にこだわったスイーツも増えていることは知りませんでした。お話を聞いたどのお店のシェフも、新鮮な食材が身近で手に入ると、新しいメニューへのアイデアもどんどん浮かんでくると、嬉しそうにお話されていました。個性豊かなスイーツがまだまだ登場しそうな三重県。期待が膨らみますね。

<今回紹介した施設はコチラ>
ショコラトリーフォー(Chocolatorie 4)
住所:四日市市諏訪栄町5-7
電話:059-340-0444
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜
URL:https://chocolaterie4.com

DE CARNERO CASTE MIE
住所:津市長岡町3060-1
電話:059-253-3333
営業時間 :11:00~18:00
定休日:不定休
URL:https://decarnerocaste.net

三重県の取り組み紹介
三重県では、地域で生産された農林水産物やその加工品を購入したり、農林漁業体験など地域の農林水産業や自然とふれあうことを通じて、私たち自身の生活や自分たちが暮らしている地域を見つめ直そうという運動を「地産地消運動」としてすすめています。
https://www.pref.mie.lg.jp/CHISANM/HP/jimonoichiban/index.htm