マウンテンバイクもロードも!大人も子どもも!!三重は自転車も熱い!!!

2018.8.24

グルメからエンタメまで 佐野 興平

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海や山、豊かな自然をもつ三重県の魅力を自転車で味わえるツアーやイベントが、盛んに行われていることを知っていますか?  例えば、いなべ市では、自転車を活用したまちづくり=「サイクルツーリズム」に町をあげて取り組むほか、国内最高峰の国際自転車レース「TOUR OF JAPAN(ツアー・オブ・ジャパン)」の開催地の一つとなり、サイクリストの注目の地になっています。

詳細はコチラ
つづきは三重で 「今年も世界クラスのレーサーが集結。サイクリストの聖地をめざして!」
http://www.mie30.jp/play/4567

本格的な自転車愛好家向けだけではありません。初心者やファミリーでも楽しめるツアーやイベントも豊富に揃っているんですよ。そんな取り組みの一つ。昨年、多気町でスタートした、スローサイクリングツアー「CAZACLE」(カザクル)を体験してきました。県内各地の自転車で楽しむツアーや注目イベントも併せて紹介します。

里山をのんびり走るスローサイクリングツアー「CAZACLE」

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スローサイクリングツアー「CAZACLE」(カザクル)を運営する「株式会社地域資源バンクNIU」の西井さんご夫婦。代表取締役が勢津子(せつこ)さん。匠(たくみ)さんは北京オリンピックのマウンテンバイク(MTB)競技で日本代表監督を務めた経歴の持ち主です。

◇「CAZACLE」はいつから始められたのですか?
勢津子さん「昨年秋からやっています。このエリアは、平坦な道が多く、山は急斜面過ぎない。自転車でのんびり走るのにすごく向いている。信号の数も少ないですし!(笑)」

匠さん「サイクリングというとピタピタのウェアを着て、バリバリ走るイメージがあるなかで、ラフな格好で気軽に楽しめる提案ができたらと」
勢津子さん「歴史のある古民家や薬草の里、ホッと一息つける足湯などがありますし、天然酵母のパン屋さんや農家レストランなど、紹介したいものがいっぱい。自転車で巡るのにぴったりなんです」

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◇「CAZACLE」ではどんなツアーをしているんですか?
勢津子さん「多気町内を巡る4つのツアーと、今年の夏からスタートしたマウンテンバイクの初心者向けコースを体験するツアーがあります。マウンテンバイクは小学生以上、それ以外は中学生以上が対象。マウンテンバイクはファミリー、それ以外は40代、50代の方の参加が多いんですよ」
匠さん「ただ自転車を貸すのではなく、ちゃんと乗り方を教えてコースを案内してと、導入からしっかりフォローしているのが特徴だと思っています」

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◇多気町でのサイクリングの魅力を教えてください
匠さん「多気町には歴史もあり食もあり、それがちょうどいい感じで点在しています。がっつりサイクリングをしている方からすると、狭いエリアなんですが(笑)。走るのがメインディッシュじゃない楽しみ方ができます」

勢津子さん「多気町に来れば、ゆる~いサイクリングも本格的なマウンテンバイクコースもどちらも楽しめます。自転車に乗っていただく機会を作り、使い方を含めて、丁寧にお伝えしていく。それがこのエリアの里山などの資源がもっと注目されること、また自転車を楽しむ人が増えることにつながればと思っています」

 

初心者も大歓迎! 基本から教えてくれるマウンテンバイクツアーレポート

楽しさを体感すべく、西井さんご夫妻が行っているツアー「CAZACLE」で夏から始まった「初めてのマウンテンバイク体験ツアー」のコースを案内してもらうことに。実際のツアーと同じく、匠さんが講師。コースを回るのは初めてという勢津子さんと、多気町新事業創出・商工観光振興プロジェクト担当、松本拓摩(まつもと たくま)さんにも参加いただきました。

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まずはマウンテンバイクについての説明から。いきなり乗るのではなく、操作の仕方などを細かに教えてもらいます。

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自転車を止めるときはサドルの前に降りる、ブレーキは1本、もしくは2本の指でかける(写真上)、右手の親指と人差し指で行うギアチェンジ、自転車の置き方などなど。マウンテンバイクに乗る上で必要な基礎を学ぶので、初心者でも心配ありません。説明が終わったら、ついにコースへ。

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最初は、平坦な舗装路。ギアチェンジの練習なども行いながらしばらく走ると、いよいよ未舗装路(オフロード)に。このツアーでは、多気町が整備した全長約5キロの「勢和の森マウンテンバイクコース」のなかの、初心者向け「マロントレイル」を走ります。

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初心者向けとはいえ、コースにはこんな坂も! 見た感じは絶対無理そう!ですが、ギアをうまく使えばスイスイと登れてしまうんです。

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登りがあれば下りもあります。サドルから腰を浮かせ、視線を前に向けて進めば、爽快な風を感じられます。これは気持ちいい!

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コースの途中で栗を見つけた勢津子さん。早速、見に行きます。こうやって自然とゆっくり触れ合えるのもマウンテンバイクの魅力。

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コースを回ったあとは地面に凹凸をつけた「パンプトラック」へ。単純なようでいて奥が深く、大人も子どもも時間を忘れて楽しめます。

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ツアーは通常2時間。レクチャー&紹介したコース巡りを1時間行ったあと、残りの1時間はコースを自由に走ることができます。豊かな自然のなかで自転車に乗り、風を受ける爽快感は格別。皆さん、お疲れさまでした!

多気町で自転車が盛り上がる理由とは?

では、なぜこれだけ多気町で自転車が盛り上がっているのでしょう?西井さん夫婦と松本さんに、話を伺いました。
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◇なぜ自転車で多気町を盛り上げようと?
松本さん「意識したのが、“里山の活用”です。里山という資源をどう活用するかと考えていたとき、ちょうど西井さんが移住して来られて…。それがマウンテンバイクに着目したきっかけの一つになり、多気町では2012年から2016年まで「多気町・自転車のまちプロジェクト」を展開していました。」

◇プロジェクトでは、どんな取り組みをしていたのですか?
匠さん「プロジェクトがスタートする1年前から調査を開始。マウンテンバイクで走れるコース、トイレや駐車場などのインフラの整備のため町内をリサーチしていました」
松本さん「最終的には国際自転車競技連合の国際大会も開催できたんですよ」
勢津子さん「大会以外にも、小中高生の交通安全教育、自転車での地域再発見、木製のバイクスタンドの設置なども行いました」

◇自転車を通じて感じてほしいことを教えてください。
匠さん「そもそもは大会を開催したかったのではなく、自転車に接点を持つ人が増えてほしいと思っていたんです。例えば、木製のバイクスタンド。作るとなれば、地元の業者さんが作る。そうするとそれが商売になり、一つ接点が生まれる。交通安全教育に行けば、生徒さんや先生とまた接点ができる…」
勢津子さん「そうやって休日のリフレッシュや田舎旅で、自転車という素敵なツールをもっと気軽に使ってもらいたいですね。『今日は自動車じゃなくて自転車で』『ちょっとサイクリングしよう』みたいな感じで。ここに来れば、自転車で走るだけで里山の魅力や爽快な気持ちを味わえます。ぜひ三重に来てサイクリングしてみてください!」

現在でも、整備されたコースを使って子どもたち向けのマウンテンバイクの学校を月2回実施するなど、活動の一部は継続中とか。コースの利用者もじわじわ増加中なのだそう。
松本さん「コースにしてもツアーにしても、専門家の方に作っていただいているので、本物をしっかりと楽しんでもらえる。ふらっと手ぶらで来て、本気で楽しんでもらえるところが多気町のウリだと思っています」
匠さん「マウンテンバイクで走るために作られたコースなので、安心して楽しめる。遠方からくる参加者もいます。コースがあることで、地域の山を継続的に活用することにもつながっていますよ」

シーサイドを走る爽快感がたまらない! ちびっこも参加OKなオフロードコースも

ほかにも、初心者が気軽に自転車に親しめるツアーやプレイスポットをご紹介。三重を代表する観光地・伊勢志摩をメインにしたツアーと、桑名市にある本格オフロードコースをクローズアップしました。

「Ise-Shima Bicycle Journey」(志摩スポーツコミッション)
伊勢市、志摩市、鳥羽市を巡るツアーが楽しめるのがこちら。初心者から参加できるツアーには歴史ある町並みや快適なシーサイドを巡るもの、伊勢神宮の参拝ができるもの、三重県の海の幸をたっぷり堪能できるものなどが揃っています。希望に応じたプライベートツアーの相談もOK。伊勢志摩を自転車で楽しみたい人にぴったりです。
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▲美しい三重の海を堪能できるツアーも用意されています

「GONZO PARK」
桑名市にある本格オフロードコース。BMX (ビーエムエックス Bicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略)やマウンテンバイクなどのエキスパートも満足させるコースでありながら、初心者も大歓迎。いろいろなスクールも用意されているので、ちびっこから誰でもオフロードを楽しめます。レンタルバイクがあるので自転車がない人もOK。初めての人には無料安全講習があるのも心強いですよ。
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▲ちびっこたちもしっかり楽しめるさまざまなスクールも実施

 

参加すれば楽しさ倍増! 注目自転車レース「スズカ8時間エンデューロ」「三重 紀北 SEA TO SUMMIT」

 

ツアーやプレイスポットで自転車の魅力を発見した、次のステップは、レース体験ですよね。そんな人向けに、初心者でも参加できる三重県の自転車レースをリサーチしてみました。

ピックアップしたのは2つのレース。いずれも、これから参加エントリーができるレースです(2018年8月現在)。それぞれ、三重県の違った魅力を味わえるもの。一つは、日本を代表するレーシングコース、あの鈴鹿サーキットを自転車で走ることができるレース。もう一つは、三重県の豊かな自然を満喫できるレースです。ぜひトライしてみて。

「スズカ8時間エンデューロ」
鈴鹿サーキットを自転車で走る、人気イベント。ソロ、チーム対抗、8時間&4時間耐久など、さまざまなカテゴリーが設けられています。参加車両は“ママチャリ”でもOKなので、初心者でもしっかりと楽しめます。人気種目から定員に達し次第締め切られるので、気になる人は今すぐホームページをチェック!

開催日=2018年11月10日(土)
エントリー=受け付け中。締め切りは9月28日(金)。
http://suzuka8h.powertag.jp/

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▲鈴鹿のフルコースを自転車で走れるという貴重なイベント

 

「三重 紀北 SEA TO SUMMIT」
全国各地で開催されている自然を満喫できる人気イベント。カヤック、自転車、登山のステージを1人で、もしくは2人~5人のチームでクリアするイベント。紀北大会はカヤックが約11km、自転車が約16.5km、登山が約3kmというコース。大会初日には、環境について学べるシンポジウムも行われます。

開催日=2018年11月17日(土)、18日(日)
エントリー=2018年9月14日(金)午前10時に受け付けスタート
http://www.seatosummit.jp/menu117/contents789

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▲風光明媚な三重の海を眺めながら快適なサイクリングが楽しめます

自転車のレースと聞くと、ハードルが高そうなイメージですが、今回紹介したレースは、いずれも初心者も参加可能なものばかり。チームやファミリーで参加できる部門もあるので、友達や家族で楽しむことができそうです。自転車だからこそ感じられる、三重県の魅力がきっと見つかるはず。新しい三重県の楽しみ方を〝肌〟で発見しませんか?

今回取材した施設はこちら

★株式会社地域資源バンクNIU
住所:多気郡多気町丹生1718-1
電話:0598-49-4800
時間:8:30~17:00(土・日曜、祝日休)
http://niu-mon.com/

スローサイクリングツアー「CAZACLE」
http://cazacle.niu-mon.com/

★志摩スポーツコミッション
住所:志摩市阿児町鵜方3127-2、ボナール館2F
電話:0599-44-4450
http://bicycle-journey.com

※志摩市では、12月2日(日)に開催する「伊勢志摩サイクリングフェスティバル」を開催。40kmと20kmのコースがあり、初心者や家族でも参加できます。
詳細はコチラ
http://www.iseshima-cycling.jp

★GONZO PARK
住所:桑名市西方小谷2411
電話:0594-23-8686
時間:月曜=10:00~16:00、火曜・木曜・金曜=10:00~21:00、水曜・土曜=10:00~22:00、日曜・祝日=10:00~19:30
https://www.gonzopark.com

★第19回スズカ8時間エンデューロ
電話:072-340-1693(スズカ8時間エンデューロ大会事務局)
日時:2018年11月10日(土)
http://suzuka8h.powertag.jp/

★三重 紀北 SEA TO SUMMIT2018
電話:06-7670-3186(SEA TO SUMMIT連絡協議会)
日時:2018年11月17日(土)、18日(日)
http://www.seatosummit.jp/menu117/contents789

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