幻想的な工場夜景に、自然が造る美しい樹氷 冬の景色旅に出かけよう!

2018.2.16

スポーツ中心にあれこれ カワサキマサシ

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各所でさまざまな風景を描き出す三重県。その中で今回は、冬ならではの景色が見られるスポットを紹介します。※記事中の料金は税込み。

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四日市の工場夜景観賞スポットは市街地に近いのが特徴

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四日市市には、昭和30年代に日本で初めて形成された石油化学コンビナートがあります。太陽の下で堂々たる姿を見せるコンビナート群は、夜になると一転して幻想的な光を放ち、昼間とは違った表情を見せます。北海道室蘭市や神奈川県川崎市など、美しい工場夜景が自慢の都市は全国各地にありますが、四日市市は、市街地から比較的近いところに見どころスポットがあるのが特徴。市内に点在する四日市市の工場夜景スポットから魅力的な場所を厳選して、お届けしましょう。

 

◆四日市ドーム
運河の水面に映る夜景が幻想的

四日市ドームはスポーツや音楽のイベントが行われる、四日市市のランドマーク的存在です。ドームの東側には約200mの運河が流れ、対岸にある工場の光が水面に反射する様はなんともロマンチック。水面で揺らぎながら、色とりどりに淡い光を放っています。
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目線の高さで工場群を眺められるので、大きなプラントのスケール感をリアルに感じられます。鑑賞ポイントは、幹線道路から離れたところにあるため騒音が届かず、広々としたスペースで混み合うこともありません。穏やかな雰囲気の中で、ゆっくりと景色が楽しめます。

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ドームは霞ヶ浦(かすみがうら)緑地公園内にあり、少し位置を変えるだけで、違った工場夜景が目の前に広がります。駐車場も完備。タクシー利用なら近鉄 四日市駅から15分ほどで行くことができます。

 

四日市港ポートビル
地上90mの高さから工場夜景を見下ろす

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四日市ドームから北に約2.5kmの場所にあり、県内で最も高いビルである「四日市港ポートビル」の14階は、「うみてらす14」という展望展示室になっています。

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四日市港の歴史などを紹介する展示スペースとあわせて、地上90mの高さから東西南北の4方向で、四日市市の夜景を望めます。中でも人気は、コンビナート群が見える西側の展望ロビー。高い位置から見下ろすことで眺める景色に奥行きが生まれ、地上から見るのとはまた違った景色が楽しめます。そのほかの方角の展望ロビーからも、それぞれ違った表情の景色が見られるのもポイントです。

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四日市ドームからは車で7分ほどなので、四日市ドームからの夜景とセットで巡るのもオススメです。ドームから右手に夜景を眺めながら、歩くのもいいですね。入場料300円(高校生以上)が必要で、夜間の入館は土・日曜、祝日限定なのでご注意を。

 

◆垂坂(たるさか)公園・羽津山(はづやま)緑地
高台から工場夜景のパノラマが広がる

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次に紹介するのは、四日市港から少し離れた垂坂公園・羽津山緑地。自然に囲まれた、四日市市民の憩いのスポットです。多彩な遊具が備えられ、日中は家族連れでにぎわいます。そして、公園内の小高い丘の上にある展望台からは、四日市市の工場夜景のパノラマが広がります。

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展望台への道のりは街灯がなく暗いので、特に子ども連れの場合は懐中電灯を持参して、道を照らしながら歩くのがいいでしょう。スマートフォンのライト機能も使えますよ。

 

趣の異なる景色が楽しめる穴場スポット
「県道64号(富田山城〈とみたやまじょう〉線)歩道橋上」

最後は垂坂公園・羽津山緑地からほど近い穴場的スポット、県道64号(富田山城線)の上に架かる歩道橋からの眺めです。ここからは工場夜景が望めるだけでなく、歩道橋の下を流れる車のヘッドライト、テールランプとの共演が見られます。その景色は数ある四日市の工場夜景スポットの中でも、趣の異なるものです。

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お断りしておくと、この周囲に駐車場はありません。最寄り駅の三岐(さんぎ)鉄道 大矢知(おおやち)駅からも徒歩で25分ほどかかります。その分、夜景観賞目的で訪れる人も少ない穴場スポットなのです。

 

四日市コンビナート 夜景クルーズ
海上から工場夜景を眺める

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四日市コンビナート夜景クルーズのイメージ(写真提供:四日市観光協会)

今回は、体験できませんでしたが、ビルの展望台や高台の丘の上から望むだけではなく、海の上から工場夜景スポットを巡るクルーズも行われています。四日市港から出港する船に乗り、場所ごとにうつろう風景を船上から楽しめます。

クルーズ中はコンビナートOBのボランティアガイドが、四日市港の歴史やコンビナートにまつわるエピソードなどを紹介。「定番の60分プラン」(13歳以上3,900円、6歳以上~12歳以下3,400円)、「充実の90分プラン」(13歳以上4,900円、6歳以上~12歳以下4,400円)をはじめ、企画クルーズなども多彩です。2017年シーズンは2018年3月末日まで行われています。

四日市に行ったなら食べなきゃ、名物「とんてき」

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写真提供:四日市とんてき協会
分厚い豚肉をニンニクと一緒に、濃いソースでソテーした「とんてき」は、四日市市民にとってのソウルフード。一説には第二次世界大戦後に中華料理店が始めたのが発祥ともいわれ、今ではラーメン店や居酒屋はもちろん、洋食店やレストランなど、市内のさまざまな飲食店のメニューに「とんてき」があります。食べごたえがある厚切り豚肉に甘辛で濃い味のソースが絡み、ご飯との相性はバツグン! 四日市とんてき協会による紹介サイトも。四日市市の工場夜景のお供にいかが?

★四日市とんてき http://tonteki.com/

 

御在所岳(ございしょだけ)で極寒の冬限定の世界を

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写真提供:御在所ロープウエイ

御在所岳の樹氷
自然が生み出す冬の造形美

冬ならではのダイナミックな景色が見られるスポットが、三重県北部、滋賀県との県境にある菰野町(こものちょう)御在所岳にあるそう。調べてみたところ、標高1,212mの山頂付近で、冬は樹氷が見られるというのです! 時季は12月下旬から3月中旬までですが、可能性が高いのは1月~2月。この時期にもっとも美しい樹氷が出現するとのこと。

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写真提供:御在所ロープウエイ

樹氷を見るには、ロープウエイの湯の山温泉駅から山上公園駅へ。さらに観光リフトで頂上駅まで上がった先にある御在所岳頂上や、その先にある望湖台(ぼうこだい)で見ることができます。ほか、山上公園駅に近い富士見岩(ふじみいわ)展望台も樹氷スポットとのこと。自然が生み出す造形美に、感動するに間違いありません。

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写真提供:御在所ロープウエイ

ただし、以下の気象条件が揃わないと、樹氷を見ることができません。
〈1〉水蒸気(湿気)がある、〈2〉風がある、〈3〉気温が0℃以下
御在所ロープウエイのサイトには、樹氷の有無が表示されているので、訪れる際は参考に。
★御在所ロープウエイ http://www.gozaisho.co.jp/

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写真提供:御在所ロープウエイ

 

◆御在所岳では巨大な氷のかたまり“氷瀑(ひょうばく)”も

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写真提供:御在所ロープウエイ
御在所岳では樹氷だけではなく、自然を利用して造る「氷瀑」も見られます。御在所岳の氷瀑は、山頂で気温が氷点下の日に水を霧状にして吹きつけ、氷のかたまりを大きくしたもので、最終的には高さ10m、幅20mほどの巨大な氷のオブジェに。氷瀑が造られるのは、御在所岳山上にあるレストラン「アゼリア」東側の展望台。1981年から造り続けられ、今では御在所岳の冬の風物詩になっているそう。
自然が生み出す樹氷と、人が自然の力を借りて造り出す氷瀑、ともに楽しんでみては。

御在所岳に行くなら「マコモ」を使った料理に舌鼓

御在所岳がある菰野町の特産品に「マコモ」(マコモダケ)があります。タケノコをよりやわらかくしたような食感とほのかな甘味がある野菜です。菰野町では2003年から栽培が始まり、今では国内随一の生産量に。食感と味の良さが魅力ですが、まだスーパーなどで身近に見かける食材ではないため、御在所岳を訪れた際は、ぜひ味わいたいもの。

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写真提供:菰野町観光協会
「道の駅 菰野」にある「お食事処 マコモの里」では、マコモを使った定食やどんぶり、めん類、カレー、コロッケなどがいただけます。

この冬は、四日市市の工場夜景、御在所岳の樹氷と、冬ならではの景色を楽しみ、地元の美味に舌鼓を打つ旅に出かけてみませんか。

今回紹介したスポットはこちら
【四日市市の工場夜景】
四日市観光協会「工場夜景 in 四日市」のサイトでは、紹介したスポットをはじめとする工場夜景のスポットを紹介。マップもダウンロードできます。
http://kanko-yokkaichi.com/night-view/
★四日市ドーム
住所:四日市市大字羽津甲5169
アクセス:JR四日市駅からタクシーで約10分。近鉄四日市駅からタクシーで約15分。東名阪自動車道・四日市東ICから県道64号(富田山城線)を東へ約7km
駐車場:あり(無料)
★四日市港ポートビル 展望展示室うみてらす14
住所:四日市市霞2-1-1
電話:059-366-7006(四日市港管理組合総務課)
開館時間:10:00~17:00(土・日曜、祝日は21:00まで)。※入場は閉館30分前まで
休館日:水曜(祝日の場合は開館)、12/29~1/3
入場料:高校生以上300円、中学生以下無料
アクセス:JR富田浜駅から徒歩約15分。東名阪自動車道・四日市東ICから県道64号(富田山城線)を東へ約7km。伊勢湾岸自動車道・みえ川越ICから国道23号を南へ約6km
駐車場:あり(無料)
★垂坂公園・羽津山緑地
住所:四日市市垂坂町・大字羽津甲
アクセス:東名阪自動車道・四日市東ICから県道64号を東へ、県道8号鵤橋交差点を右折。四日市東ICから約4km
駐車場:あり(無料)
★県道64号(富田山城線)歩道橋上
住所:四日市市羽津(伊賀留我神社前交差点の北西)
アクセス:三岐(さんぎ)鉄道大矢知(おおやち)駅から徒歩約25分。JRまたは近鉄富田駅からタクシー
駐車場:なし
★四日市コンビナート 夜景クルーズ
電話: 059-327-5377(株式会社第一観光 夜景クルーズ専用デスク/平日10:00~17:00)
実施期間:2018年3月31日(土)までの特定の金・土曜。※4月以降は要確認
集合場所:四日市港埠頭ビル(四日市市千歳町37)
駐車場:あり(無料)。※近鉄・JR四日市駅前から無料送迎バスあり。要予約
http://ykyc.jp/
★★夜景観賞時の注意★★
※立ち入り禁止地区には絶対に立ち入らない(コンビナート敷地内、駐車場も含む)
※違法駐車・吸い殻などのごみ放置・夜間の騒音などがないよう、公共マナーを必ず守りましょう
【御在所岳の冬景色】
★御在所ロープウエ
住所:三重郡菰野町湯の山温泉
電話: 059-392-2261(御在所岳ロープウエイ /9:00~17:30、冬季は~16:30)
アクセス:近鉄湯の山温泉駅から三重交通バス・三交湯の山温泉停留所下車、徒歩10分。東名阪自動車道・四日市ICから約12km
〈ロープウエイ〉営業時間 12月1日~3月31日=営業開始9:00/上り線終了16:00/下り線終了16:20▼4月1日~11月30日=営業開始9:00/上り線終了17:00/下り線終了17:20▼ロープウエイ乗車運賃 中学生以上 往復2,160円・片道1,240円、4歳以上小学生以下 往復1,080円・片道620円
〈観光リフト〉営業時間 12月1日~3月31日=営業開始9:30/上り線終了15:40/下り線終了16:00▼4月1日~11月30日=営業開始9:30/上り線終了16:40/下り線終了17:00▼乗車運賃 往復600円・片道300円
駐車場:あり(普通車1日1,000円)
http://www.gozaisho.co.jp
※樹氷、氷瀑ともに気象や気温の条件によって見られない場合あり
★道の駅 菰野 マコモの里
住所:三重郡菰野町菰野2256
電話:059-394-0050(菰野町観光協会)
アクセス:近鉄中菰野駅から徒歩4分。東名阪自動車道・四日市ICから約5km
営業日:土・日曜、祝日、ゴールデンウィーク、お盆休みなどの休日のみ
営業時間11:00~16:00
※掲載の情報は2018年1月10日現在。

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