うまい鹿肉 “みえジビエ”が買える!食べられる!三重県内最大級の産直施設へGO

2018.11.5

フードライター 高田強

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テレビのグルメ番組などで取り上げられることも多くなり、日本でも食材のジャンルとして定着した“ジビエ”。もともとジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランスの言葉です。フランス料理では、ハトやカモ、ウズラ、ウサギ、クマ、イノシシ、シカといった動物の肉が定番。最近は、カジュアルなビストロなどでも、冬になると食べられるようになってきました。

三重県は、このジビエ食を推奨。なかなか口にできなかったジビエを積極的に食べられるようさまざまな取り組みをしています。その最大のプロジェクトともいえるのが、今年で4年目となる「みえジビエフェア」。 “みえジビエ”とは、わかりやすく言うと三重県お墨付きのジビエ食材や料理のこと。それを大々的に食べてもらうイベントです。

2018年11月1日(木)~2019年1月31日(木)に開催されており、三重県内を中心に、50軒以上の飲食店や販売店が参加。みえジビエ商品の購入や飲食でスタンプラリーが楽しめます。お店によってはフェアのためのスペシャルメニューを用意し、フェアを盛り上げます。また、三重県内の「CoCo壱番屋」全店で、三重県とCoCo壱番屋のコラボ メニュー「みえジビエ シカしゃぶカレー」が楽しめますよ。

 

「朝津味」で「みえジビエフェスタ」を開催!

また、「みえジビエフェア」のスタートに合わせて、2018年11月10日(土)には、県内でも最大級の産直施設「高野尾花街道 朝津味(たかのおはなかいどう あさつみ)」で「みえジビエフェスタ」が開催されます。みえジビエをより身近に楽しんでいただくイベントとして、みえジビエ推進コンソーシアム(※)が三重県と連携して今回初めて開催します!

※みえジビエ推進コンソーシアム(NPO法人みえジビエ推進協議会)は、捕獲から解体、販売を含めた各みえジビエ登録制度の登録事業者や行政、関係機関で構成される団体で、みえジビエのさらなる普及促進を目的に、供給体制の整備や新商品の開発、各種PR活動などに取り組んでいます。

 

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場内では、ジビエ商品の試食や販売などの各種イベントも行われます。「たくさんの人に来ていただきたい!」ということで、三重県津市にある「高野尾花街道 朝津味」にお邪魔しました。

 

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伊勢自動車道芸濃ICから車で約5分。みえジビエの商品は、三重県内のマックスバリュの15店舗でも購入できるのですが、残念ながらマックスバリュではその場で食べることができません。この朝津味の魅力は、買うだけでなく、食べることもできること。おいしさを確認して購入できるのです。そこで、みえジビエの魅力とおすすめの農作物などもあわせて紹介します。※記事中の価格表記はすべて税込み。

 

簡単レシピでおいしいみえジビエメニューを実食

こちらが、みえジビエの販売コーナー。

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通常、肉&加工肉が冷凍で用意され、常時8種類ほどが販売されています。価格は、580円~1,000円。

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直売部 直売グループ主任の岸本祐磨(きしもと ゆうま)さんに、みえジビエについて聞いてみました。

◇みえジビエの売れ行きはどうですか
岸本さん「今年7月から販売を始めたので、ジワジワと知名度を上げている感じでしょうか。これからですね」

◇なぜみえジビエフェアに参画したのですか
岸本さん「地元の方に知ってもらうこともありますが、この施設自体がICも近いので、三重で観光した帰りに寄っていただいて、みえジビエだけでなく、三重の物産や農産物を買ってもらえるとありがたいですね。朝津味は2016年7月にオープンした施設なので、施設自体の知名度も上げていかなければなりません」

これらのみえジビエのお肉や加工品、どんなメニューで楽しめるのでしょうか? イメージをつかみたいので、購入した製品を、朝津味のフードコートのシェフに特別にお願いし、調理していただきました。

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まずは、鹿肉ハンバーグ580円。

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シンプルに焼いていただいただけなのですが、しっかりした歯応えがあるので、食べたあとの満足度も高いです。ほのかに塩味が付いているので、肉自体のうま味を楽しむのであればそのままで。おろししょうゆなどをかけても合いそうです。

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次は、鹿肉丼645円。パッケージを開けて、フライパンで炒めるだけ。

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あっという間に、丼に仕上がります。しょうゆベースのエッジの効いた味わいが印象的。ちょっと硬めに炊いたご飯と合わせたいですね。

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さて、次は少しハードルが上がる鹿肉ミンチ645円。

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なんとシェフが、麻婆豆腐にしてくれました。

工程は、
1.フライパンでミンチ(150g)を甜麺醤(テンメンジャン)と一緒に炒める。
2.いったん取り出して、フライパンで豆板醤(トウバンジャン)を炒める。
3.そこに、先ほどのミンチと豆腐を加えてさらに炒める。
4.仕上げに紹興酒、しょうゆ、うま味調味料などで味を調えて、出来上がり。
朝津味の豆腐とよく合い、マイルド&クリーミーで最後にほんのりピリッとする、幅広い層に好まれる味わいに仕上がっています。

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最後に塊肉の鹿肉1,000円(200g)。
気になる鹿肉の塊肉、どう食べたらいいのかを提案していただきました。

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冷凍で販売されているお肉を15分ほど流水解凍。解凍後の鹿肉約100g分をスライスし、市販の焼肉のタレをかけます。

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タレをよくなじませて、フライパンで炒めます。

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盛りつけて最後にタレをかけるとできあがりです。フルーティな焼肉のタレとマッチ。和牛などと比べると硬めな鹿肉には、しっかりとした焼肉のタレがよく合います。

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ここで、三重県農林水産部 フードイノベーション課 イノベーション創出班 真弓大伸(まゆみ ひろのぶ)さんに、みえジビエの現状を聞いてみました。

◇みえジビエって改めて食べてみましたが臭みもなく、肉自体に旨味があっておいしいですね。
「それは、みえジビエの厳しいルールの成果だと思います。みえジビエの場合、基本的に猟銃ではなくワナで捕らえること、とさつしてから夏場は60分、冬場は90分で食肉処理場に持っていくなど、衛生面でも細かなルールがたくさんあります。捕獲から解体、販売にいたる関係事業者をしっかりサポートし、安全でおいしいジビエ肉が流通できるように心がけています」

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◇害獣駆除対策じゃないんですね。
「みえジビエ自体が害獣駆除対策だと思っている方が多いんですが、実はそれだけではないんです。鹿肉は、本当はおいしいのに、衛生状態や血抜きが不十分なものが流通することで、“くさい肉”というイメージを持っている方も。みえジビエでは、そういった“くさい肉”や“衛生的でない肉”は存在しない仕組みになっているので、おいしく食べてもらえるんです」

◇食べ応えなど、鹿は、牛、豚、鶏にはない肉としての魅力がありますもんね。
「イノシシはファンも多くおいしいジビエとして知られていますが、鹿肉はまだまだマイナー。本当は魅力的な肉なんだということを特に知ってほしいんです」

意外に簡単に購入できる、みえジビエの鹿肉。パックを流水に漬けておくだけで、解凍もOKという手軽さも魅力です。三重県でおいしいジビエを手に入れ、家庭ではもちろん、バーベキューや焼肉パーティーなどで楽しんでみませんか。

 

フードコートでみえジビエメニューを手軽に味わう

まずはみえジビエを試してみたいなら、植物に囲まれた170席、56テーブルのフードコートへGO!テーブルの間隔も広くゆったり。地元産の食材を使った料理が楽しめます。

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料理は、高校生レストランとして話題の「まごの店」をプロデュースした三重県立相可高校の教諭・村林新吾(むらばやし しんご)さんが監修。本格ナポリ窯で焼き上げる、季節の野菜をトッピングしたピザや、三重県産小麦を使用して厨房内で製麺したうどんが味わえます。

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そしてこちらが、「みえジビエ・鹿肉コロッケカレー」880円。

 

鹿肉コロッケカレー(改)
朝津味のシェフがスパイスをブレンドしたオリジナルカレーにトッピングされているのが、みえジビエの鹿肉コロッケ。コロッケの中には、鹿肉のほか、度会(わたらい)町産のお茶、ブルーベリーが入っていて、心地よいレベルのスパイシーなカレーと甘いコロッケのコントラストが楽しい一品です。

11月1日からの「みえジビエフェア」には、新作の鹿肉メニューも登場するそうですよ!ぜひお試しください。

 

みえジビエのほかにも三重の特産品がたっぷり集まっているという「高野尾花街道 朝津味」

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せっかく県内最大級の農産物直売所を訪れたので、そのほかの注目商品も紹介。まずはファーマーズマーケットから─。

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ここでは、津市や周辺地域の450の生産者と契約し、たくさんの農産物や海産物、加工品を販売しています。

秋からは、ミカンなどの柑橘(かんきつ)類が充実。三重県を代表する産地・御浜町では、ハウス栽培や早生栽培などで、1年中柑橘類を育てています。朝津味があるエリア(津市高野尾町)で育った立派なサトイモや生産者のわかるお米も人気。種類も豊富なので試してほしいですね。岸本さんも、「秋にはいいサトイモが入りますよ」とおすすめしてくれました。

 

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イベント販売もいろいろあり、毎週水曜は、伊勢湾漁協が出張販売。ファンも多く、毎回行列ができる人気なのだそうです。それでも、お手ごろ価格なのであっという間に人だかりが。どんどん売れていきました。

 

そして先ほど、「みえジビエ・鹿肉コロッケカレー」をいただいたフードコート。こちらも名物、「花のプレート~タイタンビカス~」1,680円。 朝津味イチオシの食べられる花・エディブルフラワーを使ったメニューです。

花のプレート〜タイタンビカス〜ピンク

三重県産ポーク、伊賀牛、国内産鶏の3種の肉料理に白身魚のムースなども加わったゴージャスなプレート。直径約20cmと大ぶりで、レタスのような食感のタイタンビカスがお皿の主役になります。

ご家庭では少しハードルが高いという方にも、安全・安心でおいしいみえジビエをより身近に楽しんでほしいです!「みえジビエフェア」や「みえジビエフェスタ」に、ぜひ参加してくださいね。

 

みえジビエフェアSeasonⅣ みえジビエスタンプラリー
フェア参加店でみえジビエ料理やみえジビエ加工品などの商品を500円購入ごとにスタンプ台紙に1つ押印。スタンプ2つ(1,000円分)を集めて応募すると、抽選で30人にみえジビエ商品(加工品、お食事券など)をプレゼント。※スタンプ台紙兼応募用紙はフェア参加店で配布。
期間:2018年11月1日(木) ~2019年1月31日(木)
会場:三重県を中心に53店(10月24日時点)
詳しくはみえジビエHPで
https://www.miegibier.jp/
問い合わせ:0595-21-2229(NPO法人みえジビエ推進協議会)
みえジビエフェスタ
みえジビエフェアのスタートに合わせ、朝津味でみえジビエのフェスタを開催。会場内では、ジビエ商品の試食や販売などの各種イベントのほか、みえジビエフードシステム登録制度(新登録制度)の講習会も行う。
日時:2018年11月10日(土)
会場:高野尾花街道 朝津味
<今回紹介した施設はコチラ>

高野尾花街道 朝津味 (あさつみ)
住所:三重県津市高野尾町5680
電話:059-230-8701
営業時間:ファーマーズマーケット9:30~18:00 、フードコート10:30~17:00(土・日曜、祝日15:00)
休日:毎月第3木曜日
駐車場:324台(バス25台)
http://takanoo-hanakaido.jp/

■関連情報
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つづきは三重で 「おいしいと評判の“みえジビエ” 三重県が支援するジビエ革命のヒミツを探る!」
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